7/25/2014

ハーバードエクステンション 秋期 総合クラス その2

私のハーバードエクステンションスクール初クラスは、要求される勉強の量のみならず精神的にもきっつい感じで進んで行った訳ですが…

開講して1ヶ月半を過ぎた頃から残っているクラスメートの間になんだか連帯感が。先生の方もちょっと方向転換したようで授業中に笑うようになり、和やかなムードも生まれてきました。このころに、クラスメート同士で"最初はえらい怖かったよね~。人も減るしどうなる事かと思ったよ~。"なんて話もするようになりました。

宿題の方もだんだん慣れてきて、全部をしゃかりきにこなすのではなくポイントを絞ってやるようになりました。例えばエッセイを読むにしても、隅から隅まで100%正確に理解するのを目的にするのではなく、授業中にディスカッションする時に自分がどんな意見を言うか、他のクラスメートからはどんな意見が 出て来るか、を考える。そして、ポイントになりそうな段落だけをしっかり読む。まあ、そうはいっても常に宿題に終われている状況は変わらなかったけど ね~。

授業中は普通にしてると発言ゼロになりかねないので、常に最初に意見を言う(他の人に同じ意見を先に言われないうちに!)とか、単に同意するだけでも口 に出すなど、会話の流れに乗れないにしても発言だけはするように心がけてました。かなり低レベルな努力だけど、当時の私にはえらくパワーのいる事だった んです~。幸いな事にスザンナ(先生)は他人の意見にも耳を傾ける事をうるさく指導していたので、私にとっては大助かりでした。

結果としてスピーキング能力が伸びたという事はなかったけれど、劣った語学力補って意思疎通を図る方法を身につける事ができたと思います。語学力というより最低限のコミュニケーション能力を磨いたという感じでしょうか。

それから、もうひとつ。
ライティングの基礎を学べたのも大きかった。

大学留学等でTOEFLを受けてきた方に取っては当たり前の事かもしれませんが、私は英文エッセイ初体験。テーマの策定、発想を広げる方法など書き出す前から始まって、エッセイの構成、リファレンスの引き方、文章校正のポイント、それからアメリカ英語の文法ガイドライン。正確でわかりやすい文章を書く 事を目的とした授業はどうして日本にないんでしょう?仕事の際に文章が下手で苦労していた私にとっては、言葉の壁を超えて目からウロコの連続でした。研 究留学されている方でしたら、アカデミックライティングの授業を取るのなんかも面白いかもしれませんね。

と、今になれば簡単に言えますが、当時は半泣きでエッセイを書いてました。はは。

最終日にはクラスメート達とごはんを食べに行ってお互いの健闘を称え合い。最初はどうなる事かと思ったハーバードエクステンションもこうして何とか終了。最後までドロップしなかっただけでも自分を褒めてやりたいと思ったRだったのでした。

7/24/2014

プラセンタ

少し前ですが
yさんの同僚Mちゃんがついに出産!
病院へお祝いへ行きました。

一緒に行った友人は花束をプレゼント
y&Rからは"おさるのジョージ”の絵本。

 あげたのは、日本語版の方。
中古で手に入れたので古いバージョンだった様で
スパゲッティがうどんになってたり
古き良き日本語満載です。

って、Mちゃんも旦那トも日本語わからないけどね。
国境を越えた絵本だから何の説明もいらない。
皆で“ちいちゃいころ読んだよね~”って懐かし気分。
喜んでもらえて良かった。

Mちゃん、旦那ト、そして1日齢の新品Mくん
三人の幸せな様子にこちらも幸せになりました。
でも、旦那トよ、
出産の様子を収めたスライドショーを見せてくれるのはいいが
最後にプラセンタを大写しにするのはどうかと思うぞ。
プラセンタ、placenta、胎盤…。

Isn't it gross!?と高笑いするMちゃん。
Yeah...It's really gross...

7/21/2014

be into climbing

土曜日にアウトドアクライミングデビューしました。
御年(おんとし)35歳にして
こんなにはまり込むものに出会えるとは思いもしませんでした。
幸せな事です。

そう、I am into climbing. はまってるの。


クライミングの存在を知ったのはまだ日本にいた頃。
住んでたマンションのすぐ側にインドアクライミングジムが。
当時は、普通のジムやったら通うのになー
クライミングって誰がやるねん?と思ってました。

アメリカに来てからも
ヨーロッパ人の彼氏がいる女性から
(ヨーロッパ人てアメ人以上にアウトドア率高い気がする)
クライミングやってて、こんな風であんな風でと
酒のつまみに聞いた事はありました。
そーなんですかー、へえー、以上の感想は全くなし。

知り合い(今のクライミング仲間)に
一度登ってみませんか?と誘われた時も全く興味無し。
あの変な靴履くやつでしょ、yさん行くなら一緒に行くよ、
っていうノリ。

しかし、初めてボルダリング体験して、激変。

初めはほとんど登れなかったのにも関わらず
なんか私の気性や体力に合う、と激しく感じる。

やってもやっても飽きないスポーツなんて
幼稚園のときに出会ったアイススケート以来。
中高と体育系の部活動も人並みにやったけど
上手くなりたいとか勝ちたいとか全く思いませんでした。
(熱心な部員さんには目障りだったでしょう。
 今更ですが、ごめんなさい。)

クライミングはとにかく、登るのが楽しい。
もっと登りたいと思う。
上手くなりたいってのと重なるようで少し違う気がする。

小学生の頃に大好きだった遊びの大人バージョンかな。
いつも木登りしたり、近所の石置き場で
(大きな石がごろごろ積み重ねてあった。もちろん危険。)
岩の隙間に潜り込んだり、一番上まで登ったり。
崖を登るのも好きだった。岩じゃなくて、普通の低い崖だけど。
そんな事して遊んでた時と、同じ気持ち。
いつの間にか日が暮れるまで、とにかくずっと遊んでたい。

自分の好きな事って、変わらないんだな~。
少し笑ってしまいます。お子様。私。

Anyway, I am so into it!

7/20/2014

ハーバードエクステンション 秋期 総合クラス その1

今思い起こせば、ハーバードエクステンションで
一番厳しかったクラス。

インストラクターはSuzanne Szwarcewicz先生。

テキストは
A writer's reference (ライティングのガイド)
Well Said(発音教本)
Mind Reading(エッセイ集)
A Gesture Life(小説)

この先生、40から50くらいで東欧系の顔立ちをした、いかめしい感じの人。1回目のクラスで開口一番に遅刻厳禁と宿題厳守を強く言い渡し、あまりのオーラの強さにクラス一同かなり萎縮。

授業中もあまり意味の無い事をペラペラ喋ってると、厳しい突っ込みをしたり、結局結論は何なの?!と言い放つ。これって、とにかく口から動く中南米系には恐怖だったみたいで、ラティーノ達が無駄に騒がないクラスは後にも先にも、このクラスだけでした。

宿題の量も半端じゃない。
週二日のクラス毎に指定のエッセイを2つ以上と小説を数十ページ読みこなし、簡単なリサーチも行っておく。指定のトピックについて数週おきにエッセイを書く。それとは別に学期の最後には10ページあまりのペーパー。そして、それに関する口頭発表。

私は、初日に周りの生徒がぺらぺら英語で喋ってるのを見てすっかりびびってしまい、初日アンケートの脇に「私はこのクラスでやって行く実力が無いので、レベルの低いクラスに落としてください」と書いて先生に懇願(←直接話せるだけの能力が当時なかった…)。先生には「クラス替えは私が決めます」とあっさり却下されて、泣く思いで通ってました。

宿題も真面目に全部やろうとすると、1日PCに向かうか本を読んでるかで時間がつぶれ、専業主婦だったのに家事もほぼ放棄。週末も遊びに行かず、宿題で頭がいっぱい。クラスメート達も私と同じだったみたいで、宿題の多さと笑い一つない厳しいムードの授業に疲れて次々とドロップアウト。

私の他に二人いた日本人男性(研究留学のお医者さん?)のうち、一人は3回目のクラスでドロップ。もう一人は1ヶ月ちょいでドロップ。アジア人私一人になった時の心細さと言ったら!クラスメート同士で友達になる訳でもなく、最初の2ヶ月弱くらいは非常にクラスの雰囲気が悪かった。

クラスでは私がダントツに駄目生徒(だって喋る能力が段違いに低かった、ホントの話)だったので、つらさ倍増。グループワークの足を引っ張っちゃうしね。あまりにぎすぎすした雰囲気に絶えかねて、2回ほどずる休みしました…。

って、ここまで読んだら、確実に行きたくなくなるな、ハーバードエクステンション…。これからいいとこも書くので、2005年秋期 総合クラス その2 も公正さを保つために目を通しといてくださいね~。

7/13/2014

Amyの発音塾(?)

IELの先生、Amyが日本語話者対象の発音コンサルタントをやってくれた。参加者、私一人。個人レッスンじゃん、ラッキー。

発音については最近いろいろと「気づき」が多いのですが我流で誤った解釈をしていたものもあり、改めて目からウロコ。

she/seaではsheの発音時に口が丸くなると大発見気分だったのですが正確には下を上顎(前歯のおくあたりの出っ張った部分)にあてて空気が漏れるような音を出すとのこと。

日本人にとって、発音不可能な音ではないので、どの単語で発音が違うのかわかっていれば、なんとか対応できるはず(Amy Said)。

Amyって、プロだなーといつも感心はしているんですが今回、本気でびっくりしたのは下記発言。

他にも発音ミスはあるけど、sの発音を特に怖がる気持ちが強いね。なんで? 

実は私、日本語でもサシスセソの発音がちょっと変。舌足らずで、空気が漏れるような発音。ちょっと子供っぽくて、甘えたさんな響きでもあるらしい。といっても、自分では違いがよくわからないってのが、ほんとのところ。小さい時から、時々笑われたりしたので認識している次第。

だから、l/rの発音なんかよりもsの発音の方が「できなーい」と無意識のうちに思ってしまっていたのかも。自分にとってあまり楽しくない記憶とも結びついているしね。今、英語でsの発音にこだわってるのも、この現状の裏返しかな、とも思う訳です。

いずれにせよ、Amyに言われて考えがそこに至りました。それくらい普段は全く気にしてないんですけどねえ。まずは日本語の発音矯正からするべきかしら、なんてね。

video

昨日のクラスでは、生まれて初めてのdebateを行いました。御題は、移民に市民権を与えるべきか否か。私は反対派。賛成派はEdielcee(ブラジル代表)。

そもそもdebateって、どんな形式なんですかーって感じでしたが我々のクラスでは以下の通り。賛成派/反対派共に5-7分ほど論点を3点にしぼって主張。1分の休憩後に、今度は反対派/賛成派の順に相手の論点に対して2分間反論。

Edielceeはブラジル人だけど(失礼)、とても細やかで優しい気持ちが伝わってくれる女の子。ブラジルに帰ってからは、大学院に戻って勉強するそうです。英語も我々のクラスでトップ3に入るうまさ。対する私はトップ3に入る下手っぴさ。debateの後で、Amyに実力差があるからどうなる事かと思ったよーと言われちゃった。

で、問題は、このdebateをビデオに撮ってるのですよ。これで自分の喋りを見といてって言われて、さっき見たんですけど…。

めっちゃ訛ってるやん
 

心密かに、ベタなジャパニーズイングリッシュのyさんよりましと思っていたけど…思いっきりジャパニーズでした。そら皆、私の言ってる事わからへんはずやわ。

でも、なぜかdebateは勝っちゃった(クラスのみんなの投票)。発音が悪いってさんざん言われたけど、最低限は伝わってるってことか?英語やってるといつも我身の至らなさに泣きたくなるけれど少しだけ嬉しい結果でした。

7/08/2014

useful suggestion

今日のIELでは、20分ほどdiscussion leaderを務めました。最後にグループの人達(5人)が、良かった点と悪かった点をフィードバックしてくれるのですが、まあ、人は皆、他人に厳しい事はあまり言わない。英語のクラスだから、リーダシップがないとか言っても仕方ないしね。

で、私の場合はやはり発音がんばろうねって話になる訳です。具体的のどこがわかりにくい?って聞いてみると口を開け過ぎと言われました。

口を開け過ぎ?

発音記号で「eの逆さま表記」の音、がうまく発音できてないみたい。スペルで書くと基本的にはerかな。口をほとんど開けず、かつ動かさず、ウとエを混ぜたような音をだすと近い?と思う。母音なんだけど、日本語のア/ウ/エの様なクリアな音ではなくて曖昧な音。そこを、ア/ウ/エのいずれかで発音しちゃう事を、口の開け過ぎと言ってるらしい。

この音は、アクセントがつかない母音に多用されてます。例えば、behindはビハインド、beは辞書の発音記号でもiになってるんですがハイにアクセントがついて、実際はバハインドと聞こえます。ビが「b+i」ではなくて「b+逆さまe」の発音になっちゃうのです。

正直、辞書の発音記号表記で見かけるよりも逆さまeはよく使われてるような気がする。正しいイントネーションでリズムよく話し、アクセントがつかないところは逆さまeの曖昧な発音で適当にごまかす、というのが現在の私の目標となりました。

まあ、そんなことより、Helen-Maria(独代表)のsuggestionが一番即効性がありそうです。

"First, you should speak loudly!" 

それは、すぐ改善できます。ありがと、Helen…

7/07/2014

she / sea

前回つらつらと自分の英語の発音について挙げてみましたが、全て「もともとわかっていたけど修正困難」という類いのもの。しかし、私の英語の駄目さ加減はそれだけではなかった。そんな発音ミスもあったんですかー」という自分では気づかなかった発音の違いがAmyの指導の下に明らかに。

" not sea! she! You made the same mistake again!!"

日本語ではどっちも「シー」と書きますよね。これは、sea。口が横に開いています。
sheは、口の形が丸いのです。日本語で「シュ」という時に近い。でも「ュ」は発音しない。

発音記号での違いは知っていたのですが、正直よくわかっていませんでした。
"sure"とか"should"などは、「シュ」なので比較的まともに発音できているみたいなんだけれども
"she"になると、カタカナ表記の「シー」につられてしまう事に気づきました。
カタカナ英語の弊害?!

これと同じ事が、濁音にも当てはまります。

" Not larzee! large!" 

日本語では「ラージ」と書きますが、これも「ジュ」の「ュ」を取ったような音。日本語の「ジ」はdgeとかz(e)に相当するようです。なので、"bridge"は「ブリッジ」とカタカナ英語の「ジ」で一応正解。

日本語の「ベージュ」は、英語で"veige"。ラージもベージュも"ge"は英語で同じ音なんだけれど、カタカナで書くと違うのは何故?「ジ」よりは「ジュ」が本来の音に近いかもしれません。


イントネーションとリズム

今取っているIELの先生Amyは、speakingに結構比重を置いた授業をする。発音、イントネーション&リズム、会話中の文法エラーをその場でフィードバックする時間をいつも取ってくれるのだ。

生徒は15人くらいで、ヨーロッパ組 ラテンアメリカ組 アジア組(といっても日本人と中国人のみ)。それぞれに強みと弱みがある。日本人は、書かせるとそれなりだけど喋るのに苦労する。なかなか何喋ってるかわかってもらえないのよね~。

私がいつも指摘を受ける発音の間違いは典型的Japanese speakerの弱みそのもの。
th…thinkがsinkに。わかってるんだけどね。
v/f…特に日本語の「ふ」は「u」に近い音に聞こえるみたい。Amyいわく「まねできない独特の音」。
b/v…vがbに聞こえるって。これはラティーノも同じミスをするらしい。
w…キスするように口を丸めないと、これまた「u」になってるらしい。
r/l…意識すれば出来るんだけど、スペルを知らなかったり、突然話を振られたりするともう駄目。日本人以外には、完全に違う音に聞こえてるみたいなのよねー。

みんなそれぞれに訛はあるし、ラティーノの訛は特に(私には)わかりにくい。でも、ヨーロッパ組とラテンアメリカ組は比較的意思疎通ができる。アメリカ人にとっても、この二組の訛はわりとなじみやすいみたい。もともと言語体系が近い事と、お互いの言葉にそれなりに馴染みがあるからだろう。ヨーロッパ人はスペイン語の特徴をある程度知ってるし、さ。

Japanese Englishが何故わかりにくいか?!それは、イントネーションとリズムにあるんじゃないかと最近思う。言葉の区切りがわかりにくいという指摘をクラスメートから日本人はよく受ける。だらだらと区切り無く一本調子で喋ってるんだって。Amyに言わせると、English speakerにとって日本語は音の高低も長短も一定に聞こえるとの事。

でも、でもですよ。
あまり品の宜しからぬ大阪弁で喋れば、音の高低も長短もあるじゃん。昔、バイオリンで大阪弁の啖呵を模倣しているのを聞いて大笑いした事があるけど(なぜなら、バイオリンが何を喋ってるのかわかるから)このノリが必要なのよ。発音がいまいちでも、アクセントとイントネーション、リズムがそこそこあってれば通じる!(はず…)。

まあ、そんなこんなでアメリカ人のイントネーションとリズムをまねしようとしている今日この頃ですが必然的にオーバーリアクションな話し方になってしまうのが悩み。日本人同士になったときに、ちょっと恥ずかしい。です。