8/15/2014

ape

ボストンに留学していた日本人のお医者様とお話ししていた時に教えて頂いた言葉。

ape : 真似をする
名詞として、類人猿という意味は知ってましたが
動詞としても使えるとは。

彼はお医者様によくある研究留学ではなくて
ハーバードへ大学院留学をしている方。
(こういう人とお知り合いになれちゃうのがボストンマジック。)
授業で、各国の環境への取り組みについて発表する事になり
クールビズを紹介したそうです。
小泉首相のアロハシャツ姿(じゃなかったっけ?)
を見せたりしながら
ボストンでもウォームビズやったら?というのを落ちにしたら
活発な質問が飛び交い、なかなか好評だったとのこと。

いやあ、ネタの勝利ですよね~。
アメリカ人に実感しやすい例だし!
などと、私は称賛してたんですが
彼いわく、説明しにくい点もあった、と。

それは、服装と言う個人的嗜好が結構入る領域について、行政が入っちゃえる点。そして、実際に指導(というのは強すぎる表現かな?)が入ったら皆が一斉に変えてしまえる点。そもそも、外回りの人ですら暑いなかスーツを無理して着ているという背景が非日本人には想像しにくいらしい。

彼はが準備段階で読んだ、クールビズを伝えるアメリカメディアの記事には、以下のような文化的背景の説明が書いてあったそうです。
”日本では上司のする事を部下がすべてマネ(ape)をする。
なので、上司がクールビズを採用すると
部下達も同じ事をする。"

apeって、猿真似?それじゃあ、日本人まるでばかじゃん!

二人して、apeってひどすぎる!?と盛り上がる、盛り上がる。
でも、やっぱ、たとえエコと言う崇高な目的の為とはいえ
服装なんて比較的個人的なモノを
一斉に変えてしまえるなんて…という反応があったそうです。
変えてしまえるなんて、エコに敏感な環境大国だからと考えてくれたのか
猿真似の国だからかと考えたのかは知りませんが。

同じ頃、日本の元同僚からメールが。

”クールビズで、社内ではネクタイを外さなきゃいけないんだけど、落ち着かないので通勤時はつけて、会社に入る前に外してる。”

クールビズは、素直に猿真似してもいいんじゃない?

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