8/20/2014

家酔い

引越して一週間。

新たなアパートメントは
ボストン界隈によくあるレンガ壁のビル。
なんて文字にするとクラシックで素敵な気がするが
なんのことはない、単に古いビル。

この古いビル達、奇麗にリノベーションされていれば
"ボストンのお洒落なアパートメント"に昇格し、法外なレントが付く。

当然、うちは奇麗にリノベーションなどされていない。
近代生活が営めるように整備はされている、レベル。

この手の古いビル達には、共通する特徴が一つ。

家が明らかに歪んでる…


ビー玉がダッシュして転がるであろう床。
本棚は壁と平衡にはならず傾ぐ。冷蔵庫も前のめり。
ドアはぴったり閉まらず、歪みのあまりドアを撤去したらしき箇所すらある。

2年前にケンブリッジで住居探しをした時にも
しばしばお目にかかったこの手の物件。
当時は、"有り得ない"の一言で除外していたけれど
今やすっかり、"有りでしょ"になりました。

でも、歪んだ世界に五感は未だ慣れず、なんだか"家酔い"している感じ。

これに慣れれば、立派なボストニアンかしら??

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