8/14/2014

アメリカが大嫌いだった 1

アメリカに来て最初の1年はアメリカが大嫌いでした。
元々、アメリカに憧れがあるタイプじゃなかったけど
来てから愕然とする事が多すぎて

とにもかくにも、だいっきらいでした。

どれくらい嫌いだったかというと、
4月にアメリカに着いたのに
6月半ばには日本行きの航空券を購入し
7月に帰るとyさんに宣言。
ヨメは楽しく暮らしてるとばかり思ってたyさん
かなりびっくりしたらしい。

アメリカの何が気に入らなかったかって?
些細な事がいろいろあるけど
おおまかに括るとこんな感じ。

一人前の大人として生活できない/扱ってもらえない

学校を卒業して以来初めて仕事をしない生活。
自分で稼いでますっていうプライドを持てない上に、
(↑今思うと下らないプライド)
日常生活を仕切る事が、英語力無さ過ぎのせいで出来ない。

例えば、引越の手配もまともに出来ない。
業者との交渉もアメリカ流振り回しに対応できない。
もっと、つまんない事で言うと
銀行等のシステムも把握できてなかったし
(チェックの利用価値がどうしてもわからなかった。
 ま、今もわからんが。)
買物も要領悪くて時間を恐ろしく食う。

何言われてるか分からなくて、もたもたしてると
語学学校の受付やファストフードのレジに
無視されたり怒鳴られたり。

言葉の分からない人に親切な人もいます。
でも、言葉が出来ない子供扱いされる事も多々。
つたない英語で、普通の意見を述べただけで
あら!みたいに対応される。
某所ボランティア英語クラスの先生!
私が三権分立の説明したくらいでびっくりすんな!
(↑ただし、すんごいつたない英語)
日本も三権分立!大統領いないだけ!
まったく。なんだよ、自分の国だけいけてると思いやがって。
あー。書いてるだけで怒り再燃。

こういう扱い受けるのってね
たぶん“奥さん”という肩書きだったから
なおさらだったと思う。
私以上に英語苦手な同年代の日本人男性を
たくさん見てきましたが
某大学某研究所留学中とか某会社海外派遣中とか
ちゃんとリスペクトを受けられる肩書きがあるんです。
そうすると
少なくとも会社と学校ではそれなりの扱いをしてもらえる。

ま、そういう彼らもファストフードのウェイトレスにかかると
適当に扱われて困っちゃったりするみたいだったけど
私に取ってはそれが四六時中。

私を、子供か馬鹿かというような扱いするこの国。
目を見張るような素晴らしい教養とテクノロジーの国だったら
まだ良かった。そうであって欲しかった。
でもそんな筈も無く、予想をしのぐ後進国ぶり。
いや、ほんま。

日常的に瞬間停電するし、レジは仕事が遅いし
携帯はでかいし、地下鉄は止まるし
道路はぼこぼこだし、やたら大声で喋るし
食べ方は汚いし、郵便は信用できないし
ファッションは
レッドソックスかペッツかセルティクスかブルーインズだし
自販機はコイン詰まってるし、チョコは不味いし
パンに至っては保存料の匂いがぷんぷんする。

こんな状態でなんでこの国にいなあかんの?
いやいや、いなあかんことはありません。
じゃ、帰るか。日本で仕事探そ。
というわけで、フライとチケット購入と相成りましたのよ。
無理も無いでしょ。おほほ。

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